【書評】伝わるスイッチ(深沢 真太郎著)【分かりやすい】【なるほど】

この記事では、深沢真太郎さんの『伝わるスイッチ』という本を紹介します。

目次

  1. この本について
  2. おすすめしたい読者
  3. 本の中身
  4. 著者:深沢 真太郎さんの紹介
  5. まとめ

1.この本について

本書、『伝わるスイッチ』は情報収集や情報発信のポイント、心構えについて書かれた本です。
例えば面接やプレゼンの場面で、

  • 自分の伝えたいことがうまく伝えられていない
  • 自分の言いたかったことが相手に伝わらなかった

のような経験はないでしょうか。
この本では、相手にわかりやすく、納得感あるように伝える技術について紹介されています。man standing in front of people sitting beside table with laptop computers

2.おすすめしたい読者

Woman, Question Mark, Person, Decision, Thoughtful

本書は、他人への説明をもっとわかりやすくしたい、と考えている方におすすめです。
というと、ほとんどすべての社会人や学生が対象になりますが、個人的にこの本は、特にビジネスパーソンなら絶対に読んだほうがいい1冊です。

なぜなら、多くの仕事はチームプレイであり、チームで活動する以上、メンバー間のコミュニケーションは欠かせません。
コミュニケーションが下手で、相手に納得感を持てずにする仕事と、そうでないのではパフォーマンスに大きな差が出ます。

自分はコミュニケーションをうまく取れている、と思っているビジネスパーソンでも、本書から何か学ぶものはあると思います。
それほど、この本は「分かりやすい説明とは何か」を分かりやすく説明してくれていると、私は思っています。

3.本の中身

この本の著者、深沢真太郎さんは、「ビジネス数学教育家」という肩書で活動され、多くの企業研修や書籍を発行されています。

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本書は大きく「理論編」と「実践編」の二部構成になっています。
ここでは、「理論編」の冒頭にある「勝負どころの伝え方」について説明します。

勝負どころの伝え方は「わかりやすい」×「なるほど」Mindmap, Brainstorm, Idea, Innovation, Imagination

ビジネスパーソンにとって「勝負どころ」とはどんな場面でしょう。おそらく、重要なプレゼンや面接の場面だと思います。そのような場面で伝える側に共通する目的を、著者はこのように説明しています。

  • まずは主張を「理解」してもらうこと
  • さらに主張に「納得」してもらうこと

 

当たり前のように聞こえますが、ポイントは「理解」と「納得」を分けて考えることです。「理解」とはまさに、自分の主張をわかってもらうこと、そして「納得」とはその主張をなるほど、と腹落ちしてもらうことだ、と著者は言っています。

逆に言うと、勝負どころでは

  • そもそも、あなたの言っていることがよくわからない
  • 言っていることはわかるけど、その内容に納得感がない

 

の2つのハードルを超えないといけない、ということですね。このことを強烈に意識することが大事です。
つまり、勝負どころの伝え方 = 「わかりやすい」×「なるほど」になるわけです。

どうですか?この説明自体がとてもわかりやすいと思いませんか。本書ではこのような感じで更に深堀りが続きます。

 

「わかりやすい」と「なるほど」の正体

では次に、「わかりやすい」と「なるほど」とはそれぞれどういうことでしょうか。著者はそれぞれ

  • わかりやすい内容=聞き手が他の人にそのまま説明し、全く同じように伝わる内容
  • なるほどと思える内容=聞き手が自分自身で論理展開できる内容

 

と説明しています。これも、自分の体験と照らしても、確かにそうだな(まさに、なるほど)と思える内容です。

「わかりやすさ」とは、他の意味に捉えられないということ。情報の出し手と受け手で、同じイメージが共有できている、ということですね。
一方、「なるほど」とは情報の受け手が、その人の言葉で説明できること、という理解です。

このことを頭の中に入れておくだけでも、あなたの説明のスキルは大きくアップするのではないか、と思います。

4.著者:深沢真太郎さんの紹介

深沢真太郎さんは本書の他にも多くのビジネス書を出しています。それらには共通点があります。それは「数学的思考」です。

ビジネスの世界では「数学的思考力」を持っていると有利だ、と言われていますが、実際会社の中でそのようなスキルを身につけるのはなかなか難しいもの。本書を読んで深沢さんの説明力の凄さを実感いただいてから、数学的思考力の向上をめざし、他の著作も手にとって見ると良いかもしれません。

5.まとめ

two people shaking hands

今回は「論理編」の紹介でしたが、「実践編」では具体的な伝え方が多数紹介されています。特にうれしいのが「良い見本」と「悪い見本」を両方紹介してくれているところです。2つ紹介されていることで、自分の普段の説明がどちら側に近いのか、がより実感できるのではないか、と思います。

本書をお手にとって、ぜひ、勝負どころで負けないコミュニケーションのスキル獲得、そしてその先の成果につなげてもらえたら嬉しいです。

それでは、また別の記事でお会いしましょう!

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